東京都目黒区自由が丘2-8-17
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循環器内科|目黒区の自由が丘内科クリニック|胃カメラ・大腸カメラ

循環器内科

Cardiology

循環器内科とは

心臓から血液を送り出し、身体の隅々の組織まで血液を届け、再び心臓に戻ってくる一連の心臓・血管系システムのことを循環器と呼びます。循環器内科では、不整脈や心筋梗塞などの心臓疾患、動脈硬化や動脈瘤などの血管疾患を対象とし、主に薬物による治療を行います。

心臓に関する疾患は命に関わることも少なくありません。また、放置しておくと症状が悪化し、手遅れになることもあります。このような事態を招かないよう、心臓に異変を感じられた方は、お早めに受診してください。

循環器の主な症状について

  • 胸の辺りに痛みが発生する
  • 胸が締め付けられる
  • 胸部に違和感が起こる
  • ウォーキングや軽い運動にも関わらず、胸が苦しくなる
  • 動悸が治まらない
  • 血圧が高くなる
  • 唇や耳などの皮膚が紫色に変色
  • 脈が乱れたり、飛んだりする
  • 横になっていても、息が苦しくなる
  • 持久力が続かなくなる
  • たびたび気を失う
  • 手足や顔面、首などがむくむ など

循環器内科で扱う主な疾患

  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 心不全
  • 胸部大動脈瘤
  • 不整脈 など

狭心症

心臓の周囲には冠のような血管(冠動脈)が張り巡らされており、心筋に酸素と栄養を供給しています。狭心症は、この血流が不足することにより、心筋が酸素不足に陥る疾患です。動脈硬化などによって冠動脈の血管が狭くなると、心臓への血液の流れが一時的に滞るため発症します。

狭心症にはいくつかのタイプがあるのですが、主な症状は、労作時に胸の中央部辺りが締め付けられる、何かを押し付けられたような圧迫感を感じる、就寝中や明け方に胸が苦しくなる、などです。症状の持続時間は数十秒から数分程度です。

狭心症を放置すると、やがては冠動脈が閉塞して心筋梗塞となり、生命にもかかわる危険な状態となりかねません。そのため、狭心症の段階でしっかりと治療しておくことが肝要です。

心筋梗塞

心筋梗塞は、心臓の周囲を覆っている冠動脈が壊死してしまう危険な病気です。動脈硬化などによって冠動脈が詰まってしまうと、血流が途絶えてしまいますので、心筋に酸素が供給されなくなります。これにより、心筋が死んでしまうのです。

心筋梗塞になると、激しい胸の痛み、呼吸困難、冷汗、嘔吐などの症状が現われます。強い苦しみにより、医療機関に救急搬送されることもあります。

心不全

心不全は、心臓の機能が低下して全身の組織に十分な血液を送り出せなくなった状態です。心臓に突然激痛が走り、一刻を要する急性心不全もありますが、血液を送り出す能力の低下に伴って徐々に症状が出現するケースもよく見られます。

心不全になっても、初期のころは疲れやすい、気分が優れない、動悸がするといった程度ですが、この症状を放置しておくと、心臓の負担が積み重なっていき、命にもかかわる状態になります。自己判断せず初期症状の段階で受診することが大切です。

胸部大動脈瘤

体の中に張り巡らされた血管の中で最も太い胸部大動脈に瘤が出来る疾患です。胸部大動脈の太さは通常30mm程度ですが、瘤が出来て血管が膨らむと40mmを超えてしまいます。
胸部大動脈瘤が破裂すると生命の危機が生じますので薬物療法などによって破裂を予防します。

不整脈

心臓の脈拍は、安静にしているときは緩やかになり、運動時などは早くなります。1日に約10万回も拍動していますので、ときには規則正しくない電気信号によって脈が乱れることもあります。しかし、このような状態が頻繁に現れるようになり、脈が速くなったり遅くなったり、不規則になることがあります。これが不整脈です。

主な原因は、冠動脈疾患や心臓弁障害、心不全などの心臓関連疾患ですが、甲状腺異常や肺に病気がある人も不整脈になりやすい傾向があります。このほか、老化や体質的要因、ストレス、睡眠不足、疲労などによって引き起こされることもあります。

治療の必要性があまりない一時的なケースも多いのですが、なかには心停止につながる危険な症例もあります。不整脈を指摘されたり、気になったりした際には、まずは受診することが大切です。

循環器内科で行われる主な検査

  • 胸部X線検査
  • 心電図検査
  • 心エコー検査
  • 頸動脈エコー検査
  • ホルター心電図 など

胸部X線検査

胸部にX線を照射し、心臓や肺、大動脈などの形や大きさを調べる検査です。
心臓が拡大していないか、形状に問題は無いか、肺の動静脈の太さはどうか、血管が途切れていないか、肺の内部に水が貯留していないか、うっ血は無いか、など多岐にわたる状況を把握することができます。

心電図検査

心電図検査では、心臓の中で起こっている電気的な変化を経時的に記録します。
心臓の収縮・拡張が正常に行われているか、心臓の筋肉に酸素と栄養素を供給している冠動脈は詰まっていないか、心筋に異常は無いか、などが分かります。

心エコー検査

心エコー検査

心エコー検査は、心臓に超音波を当て、跳ね返ってくるエコー(反射波)を画像に描出する検査です。
これによって心臓の大きさや動き、弁の状態などを観察できるので、心筋梗塞や心臓肥大、弁膜症などの疾患を調べるときに行われます。

頸動脈エコー検査

頚動脈に超音波を当て、反射波を画像化して調べる検査です。
動脈硬化の進行状態を把握する目的でよく行われます。痛みやX線被曝は無いので、様々な方を検査することができます。

ホルター心電図

ホルター心電図は、主に数日間の心電図の状態を把握する目的で行われます。
医療機関で小型軽量な検査機器を装着し、そのまま帰宅します。そして、普段通りの日常生活を過ごしていただき、不整脈や冠攣縮性狭心症などが起こっていないか調べます。

脳卒中

脳卒中とは

ある時突然生じる脳の血管の血流障害によって、急に手足がしびれたり、動かなくなったり、言葉が話せなくなったり、あるいは意識がなくなったりする発作を”脳卒中”と言います。
その原因とは、脳の血管が詰まって血液が流れなくなったり(脳梗塞)、脳の血管が裂けて出血したり(脳出血)して、脳の組織が傷害されることによります。
当院では、必要時、連携医療機関で脳MRI・MRA(3テスラ)を撮像し、脳血管専門病院に紹介するルートを速やかに利用し高度医療を受けることが可能です。

脳卒中疾患の主な症状

  • 頭痛やめまい、吐き気がある
  • 意識がもうろうとする
  • 手足がしびれる
  • 呂律が回らない
  • もの二重に見える
  • 言葉が出ない
  • 足がもつれる
  • 手足の力や感覚の異常 など

脳卒中の主な対象疾患

  • 脳梗塞
  • 脳血栓症
  • 脳塞栓症
  • 一過性脳虚血発作
  • 脳出血
  • くも膜下出血
脳梗塞

脳の血管が詰まったり、狭くなったりして血流が悪くなります。

脳血栓症

脳の比較的太い血管が動脈硬化によって狭くなり、さらに血のかたまりによってすこしずつつまります。あるいは高血圧が原因で脳の細い血管が変性して、血管が詰まります。

脳塞栓症

脳の血管に、心臓などでできた血のかたまりが流れてきて血管をふさぎます。

一過性脳虚血発作

一時的に脳の血管が詰まりますが、すぐに血流が再開します。脳梗塞の前ぶれとして現れることがあります。

脳出血

脳の中の血管が破れて出血します。

くも膜下出血

脳の表面の大きな血管にできたコブ(動脈瘤)が破れてクモ膜の下に出血します。

脳卒中で行われる主な検査

  • CT検査
  • MRI検査
  • MRA検査
  • 頸動脈エコー検査
  • 血管造影検査
  • SPECT検査 など
CT検査

X線撮影をコンピュータで解析して脳の断層像(輪切り)を映し出し、脳卒中の有無や種類を判定します。脳梗塞の場合は発症から24時間以上経たないと、はっきり描画できません。脳出血は発症後すぐに描画できます。

MRI検査

磁力を使って脳の断層像を映し出します。CTより鮮明な画像が得られ、出血部分、梗塞部分が発症後すぐに描画できます。

MRA検査

磁力を使って脳の血管を映し出します。詰まっている血管を見つけ出すことができます。

頚動脈エコー検査

超音波の発信受信装置を首にあてて、動脈硬化の有無や程度を調べる検査です。また心臓の超音波検査(心エコー)も行われます。

血管造影検査

カテーテルを通して造影剤を入れ、X線撮影を行います。血管の状態が詳細に確認することができます。

SPECT検査

血流障害部位を描出できます。主として脳血管障害に起因する脳梗塞や脳出血の部位と広がりを観察するのに用いられます。

末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)(PAD)

末梢動脈疾患とは

足の血管に動脈硬化が起こり、血管が細くなったり、詰まったりして、足に十分な血液が流れなくなることで発症する病気です。これにより、歩行時に足がしびれる、痛い、冷たいなどの症状が現れます。
病気が進行すると、歩けなくなったり(間欠性跛行)、じっとしていても足が痛むようになったりします。さらにPADが悪化すると、足に潰瘍ができたり、壊死したりすることもあり、ひどい場合は足を手術しなければならなくなることもあります。
また、動脈硬化は全身的に進行しますので、足の動脈硬化は、心臓や脳の動脈硬化にもつながり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こすこともあります。
適切にしなければ、5年後には30%の人が命を落とし、4%の人が足を切断するという報告があります。
足の健康に目を向けることは、生命にとっても、きわめて大切なことです。
このような症状がみられる方は、できるだけ早く適切な診断と治療を受けたほうがよいと思われます。

末梢動脈疾患の主な症状

  • 片足がしびれたり、足の先が冷えたりする
  • 長く歩くと片足が痛くなる
  • 片足の皮膚が青白くなったり、紫色になったりする
  • じっとしていても足が痛む
  • 夜、足が痛くて眠れない
  • 足の皮膚がただれたり(潰瘍)壊死したりする

末梢動脈疾患で行われる主な検査

  • ABI検査
  • 下肢血管エコー検査
  • 血管造影検査 など
ABI検査

腕と足の血圧を比べ、足の血流低下の程度を確認します。
通常、ABIは1以上ですが、足の血管が動脈硬化により、狭くなったり詰まったりすると、その先の血流が減少するため、足の血圧が低下し、ABIも低下します。ABIが0.9以下の場合、足の血流が悪くなっていると考えられます。

下肢血管エコー検査

超音波で血流の状態や血栓の有無を調べます。

血管造影検査

閉塞の部位および範囲を詳細に調べることができ,外科的修復または経皮的血管形成術(PTA)などの治療方針を決めるための確定検査です。カテーテルを用いて足の血管に造影剤を入れ、レントゲン撮影をします。どの部分の動脈に変化が起こっているかを画像で確認します。