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生活習慣病|目黒区の自由が丘内科クリニック|胃カメラ・大腸カメラ

生活習慣病

Lifestyle Diseases

生活習慣病とは、健康的と言えない食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が関係して発症する病気のことで、生活習慣次第で発病を防ぐことができる病気という言い方もできます。

日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患、更に脳血管疾患や心疾患の危険因子となる動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症・メタボリックシンドロームなどはいずれも生活習慣病であるとされています。

生活習慣病の主な対象疾患

  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 慢性腎臓病(CKD)・2型糖尿病
  • 高尿酸血症/痛風、肥満症
  • メタボリックシンドローム
  • 脂肪肝/非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)/非アルコール性肝炎(NASH)

死亡割合

高血圧症

高血圧は、喫煙と並んで、日本人の生活習慣病死亡に最も大きく影響する要因です。日本人の高血圧の最大の原因は、食塩の過剰摂取です。若年・中年の男性では、肥満が原因の高血圧も増えています。飲酒、運動不足も高血圧の原因です。高血圧は喫煙と並んで、日本人にとって最大の生活習慣病リスク要因です。

もし高血圧が完全に予防できれば、年間10万人以上の人が死亡せずにすむと推計されています。高血圧自体は、過去数十年で大きく減少しましたが、今なお20歳以上の国民の二人に一人は高血圧です。

高血圧には本態性高血圧と二次性高血圧とがあります。二次性高血圧は、甲状腺や副腎などの病気があり、それが原因で高血圧を起こすものをいいます。睡眠時無呼吸症候群でも二次性高血圧を合併します。それに対し、日本人の大部分の高血圧は、それらの原因のない、本態性高血圧です。本態性高血圧は、食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレスや遺伝的体質などが組み合わさって起こると考えられています。

日本高血圧学会の高血圧診断基準は表の通りで、診察室での収縮期血圧(最大血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(最小血圧)が90mmHg以上の場合を高血圧と診断します。また自宅で測る家庭血圧の場合は、診察室よりも5mmHg低い基準が用いられます。

表.成人における血圧値の分類(mmHg) 成人における血圧値の分類

脂質異常症

脂質異常症とは血液中の脂質の値が基準値から外れた状態を言います。LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライドのうち、メタボリックシンドロームの診断基準に用いられる脂質の指標は、HDLコレステロールとトリグリセライドです。しかし、LDLコレステロールは単独でも強力に動脈硬化を進行させるため、メタボリックシンドロームの有無に関係なく、LDLコレステロールの値にも注意する必要があります。

表.脂質異常症診断基準(空腹時採血) 脂質異常症診断基

糖尿病

糖尿病は、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が多くなりすぎる病気です。

食事によって腸から吸収されたブドウ糖は、血液の中に入り、すぐに膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンにより、血液中のブドウ糖は速やかに細胞内に入り、エネルギー源として、筋肉を動かしたり、脳を働かせたりするのに利用されます。

糖尿病は、膵臓で作るインスリンが足りなくなったり、効かなくなったりすることによって、血液中のブドウ糖が細胞に入ることができなくなる病態です。健康な人では、食後、血糖値は一時的に高くなりますが、インスリンの作用によってブドウ糖はすぐに細胞に入るので、血糖値は早めに元に戻ります。しかし、糖尿病では、ブドウ糖が細胞に入ることができずに、血液中にブドウ糖があふれてしまい、血糖値が常に高い状態になります。

ブドウ糖は、血液の中では、血管を破壊して動脈硬化を起こすようになります。特に脳や心臓の血管が被害を受けやすく、脳卒中や心筋梗塞の原因となります。また、目の網膜や腎臓、神経を傷害し、3大合併症と呼ばれる糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害を引き起こします。失明や透析のほか、壊疽(足に血液が行かず、切断に至ることもある病気)、認知症など、大きな障害につながります。このような症状が出たときには、すでに糖尿病が進行していることが多いのです。このため、年に1度は健康診断などで、自分の血糖値を確かめる必要があります。

健康診断などでは、血糖値とヘモグロビンA1c(HbA1c)の検査を行います。血糖は食事の影響を受けるのに対して、HbA1cは、だいたい2ヶ月くらいの血糖を反映するため、直前の食事の影響を受けにくい糖尿病の指標とされています。

糖尿病は何回かの検査を組み合わせて診断されますが、空腹時血糖が126mg/dl以上、食事をとった後に測った血糖(随時血糖)が200mg/dl以上、あるいはHbA1cが6.5%以上と確認された場合、糖尿病である可能性が高くなりますので、必ず受診してください。

図.糖尿病の臨床診断のフローチャート
糖尿病の臨床診断のフローチャート

図.病態による2型糖尿病の治療薬一覧
病態による2型糖尿病の治療薬一覧

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームとは、内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態です。単に腹囲が大きいだけではメタボリックシンドロームにはあてはまりません。

日本人の死因の第2位は心臓病、第4位は脳卒中です。この2つの病気は、いずれも動脈硬化が原因となって起こることが多くなっています。動脈硬化を起こしやすくする要因(危険因子)としては、高血圧・喫煙・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・肥満などがあります。これらの危険因子はそれぞれ単独でも動脈硬化を進行させますが、危険因子が重なれば、それぞれの程度が低くても動脈硬化が進行し、心臓病や脳卒中の危険が高まることがわかっています。

表.メタボリックシンドロームの診断基準 メタボリックシンドロームの診断基準

内分泌代謝内科

内分泌代謝内科は、下垂体や甲状腺、副腎などから分泌される様々なホルモンの異常によって起こる病気の診断と治療を行なう専門診療科です。甲状腺の病気であるバセドウ病や橋本病、副腎ホルモンに起因する疾患、脂質異常症、高尿酸血症などが代表的です。また、本態性高血圧の中にはホルモン産生異常によって起こるタイプもあり、必要に応じて検査を行います。

女性に多い甲状腺疾患

ホルモン異常のうち、甲状腺の機能に異常が起こる病気は20~40歳代の女性に多く見られます。バセドウ病や橋本病という疾患名を聞いたことのある方も多いと思いますが、これらは血液検査と超音波検査で診断することが出来ますので、一度、内分泌代謝内科をご受診ください。

甲状腺疾患について

甲状腺は、気管を取り囲むような位置(いわゆる「喉ぼとけ」)のすぐ下にある重さ10~20gの小さな臓器であり、蝶が羽を広げたような形状をしています。全身の新陳代謝や成長促進に関わるホルモンを分泌しておりますので、甲状腺の機能が高すぎたり、逆に低すぎたりすると、全身の健康状態に異変が生じるようになります。

甲状腺疾患の主な症状

  • 最近、疲れやすくなった
  • 身体がむくみやすくなった
  • 首に腫れがある
  • 安静にしているのに心臓がドキドキする
  • 手の指などが細かく震える
  • 暑がりになり、水をよく飲むようになった
  • 身体が冷えやすくなった
  • よく食べるのに痩せてきた、逆に食欲がないのに太ってきた
  • イライラしやすくなり、落ち着かないことが増えた
  • 肌が乾燥し、カサカサする
  • 朝起きたとき、顔や手がむくんでいる
  • 長い間、便秘の状態が続いている
  • 昼間も眠く、居眠りしてしまうことがる
  • 月経不順になった など

主な甲状腺疾患

  • バセドウ病
  • 無痛性甲状腺炎
  • 亜急性甲状腺
  • 橋本病(慢性甲状腺炎) など

バセドウ病

バセドウ病は、特殊な抗体によって甲状腺が刺激されるようになり、ホルモンが過剰に作られてしまう病気です。異常な物質によって新陳代謝が活発になりすぎるため、安静にしていても動悸が起こったり、少し動いただけで息切れしたりします。

主な症状は、甲状腺の腫れと動悸ですが、この他にも様々な不都合が生じます。眼球突出は有名な症状ですが、実際にはそれほど多くありません。その他、イライラ感、集中力の低下、不眠、脱力感、手足の震えなどが出現することもあります。

無痛性甲状腺炎

何らかの原因によって甲状腺が破壊されてしまい、その中に蓄えられていた甲状腺ホルモンが血液中に漏れ出してしまう病気です。痛みを伴わないため、「無痛性」と呼ばれています。通常は一過性の甲状腺機能亢進であり、数か月ほどで甲状腺ホルモンの量も正常値に戻ります。

無痛性甲状腺炎の背景には橋本病があるとも言われていますが、どのような機序で甲状腺が壊れ、ホルモンが漏れ出すのかについては明らかにされていません。

主な症状としては、比較的短期間に動悸、暑がり、体重減少などが認められます。積極的な治療を行なわなくても改善することが多いため、経過を観察することもありますが、動悸などの症状が強いときはβ遮断薬などを使用し、症状の軽減を目指します。

亜急性甲状腺炎

甲状腺に炎症が起こり、血中の甲状腺ホルモンが増加する病気です。治癒までの期間が急性と慢性の中間くらい(2~4か月程度)なので、「亜急性」と呼ばれています。ウイルス感染などによって起こるケースが多いのですが、詳しい原因は分かっていません。

亜急性甲状腺炎になると、甲状腺の辺りが硬く腫れ、痛みが起こります。痛みの発生部位は左右に移動することもあります。甲状腺ホルモンが血液中に沢山流出したときは、動悸や手の震え、倦怠感が強まります。但し、1か月ほどで症状が治まることが多いので、対症療法的にサリチル酸製剤を投与するくらいにとどめるケースが多くなります。但し、痛みが強いときはステロイド薬を投与します。

橋本病

免疫反応により、甲状腺に慢性的な炎症が起こる疾患です。この病気は幅広い年代で起こりますが、とりわけ中高齢の女性に多く見られます。

甲状腺ホルモンの量が低下し、新陳代謝が低下するため、全身が老け込むような風貌になることもあります。無気力になる、忘れっぽくなる、寒さに弱くなる、皮膚が乾燥してカサカサになる、身体全体がむくむ、眠気が取れない、などの症状が見られた場合は、医療機関を受診し、正確な診断を受けるようにしてください。

神経内科

神経内科とは

脳や脊髄、末梢神経、筋肉の障害によって引き起こされる病気の診察や治療を専門に行なう内科系の診療科です。神経は全身に張り巡らされていますので、この不調を扱う神経内科の医師は「全身を診る医師」と言われており、高度な見識が求められるのです。

そして、詳細な検査によってどこの病気なのかを見極め、脳神経や血管の手術が必要な場合は脳神経外科、骨や関節などの運動器疾患のときは整形外科、耳の中に原因があるときは耳鼻咽喉科といったように、脳神経内科以外での治療が必要だと判断したときは、それぞれの専門病院を紹介する役割も担っています。

なお、精神科(精神神経科)や心療内科と混同されている方もいらっしゃるのですが、神経内科は精神的な疾患を扱う診療科ではないので、ご承知おきください。(但し、認知症やてんかんなど、精神科と神経内科のどちらでも診る病気もあります)

神経内科で扱う主な疾患

  • 頭痛
  • 片頭痛
  • 脳卒中
  • 認知症
  • てんかん
  • パーキンソン病 など

頭痛とは

頭痛には、大きく分けて頭痛自体が疾患である一次性頭痛(慢性頭痛)と、他の病気の症状として出現する二次性頭痛(症候性頭痛)があります。一次性には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあり、二次性にはくも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎などがあります。

前者の場合は命に関わるケースは少ないのですが、後者の場合は一刻を争うケースがあります。そのため、両者の見極めが重要となります。脳神経内科などで詳しく問診し、さらにMRIやCT検査によって脳内の状態を確認することが大切なのです。

脳卒中

脳卒中は、脳の血管が詰まってしまったり、破れたりして脳機能が損なわれる疾患です。非常に危険なケースも多く、医療機関に救急搬送されても命が助からないこともあります。手足が急に動かなくなったり、感覚が麻痺したり、言葉が上手く喋れなくなったり、意識を失った場合、脳卒中の可能性もありますので、早めに医療機関を受診することが大切です。特に高齢者の方や糖尿病などの持病をお持ちの方はリスクが高いので要注意です。

認知症

日常的によく耳にする認知症ですが、高齢の方のみならず、比較的若い方にも起こることがあります。初期の頃は、「ときどき物忘れが見られる(普段は特に問題が生じない)」といった状態であっても、徐々に進行し、認知障害の程度が深刻になっていきます。歳をとるにつれ、大なり小なり物忘れなどの症状が見られるようになるものですが、日常生活に影響が出てくるようになったら神経内科を受診するようお勧めします。認知症の種類によっては、進行を抑える薬もありますので、早めの対応が肝心です。

治療法に関しては、認知症によって起こる症状の進行を出来るだけ遅らせることが基本となります。具体的には、薬物療法と非薬物療法があります。当院では、薬の効果と副作用を勘案し、それぞれの患者様の症状に合わせて、薬物療法の必要性などを考えていきます。非薬物療法は、全身を適度に動かす、音楽を聴く、絵を描く、過去の出来事を思い出す、指先を使って工作することなどです。当院では、認知症サポート医である院長が、それぞれの患者様にとって、脳を活性化するには何が必要なのかを考え、治療を進めていきます。

てんかん

脳細胞に異常な神経活動が起こり、突然意識を失ったり、手足がガクガクと震える「てんかん発作」を繰り返す病気です。原因不明の突発性てんかんも多いのですが、なかには脳腫瘍や脳出血などによって脳に障害が起こり、発作を起こすケースもあります。脳波などの検査で診断がつき、薬物療法によって改善が見込めることもあるので、まずは原因を特定することが大切です。

治療にあたっては、薬物療法が中心となります。第一選択薬を服用することにより、4~5割の患者様は発作を抑制することが出来ます。第一選択薬が奏功しないときは、第二選択薬を処方します。これによって多くの方は寛解が期待できます。

パーキンソン病

パーキンソン病は、何もしていないときに手が震えたり、筋肉がこわばって歩きにくくなったり、歩幅が狭く手の振りが無くなったり、顔の表情が硬くなったりする病気です。加齢が重要な危険因子であり、中年以降の方に多く見られます。

治療薬に関しては、レボドパやドパミン作動薬、抗コリン薬、アデノシンA2a受容体拮抗薬などを様々な種類がありますが、その使い分けには専門的な知識が必須です。パーキンソンの診断・治療は、この病気の治療を沢山手掛けてきた神経内科の専門医のもとで行うようにしましょう。