皮膚科で扱う主な疾患
- アトピー性皮膚炎
- じんま疹
- ニキビ
- 円形脱毛症 など
東京都目黒区自由が丘2-8-17
グランデ自由が丘1階
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Dermatology
アトピー性皮膚炎の多くは、「強いかゆみ」と眼や口、耳の周りや首、手や足の関節のやわらかい部分、体幹などに多くは左右対称の「皮疹」があらわれ、皮膚症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すことが特徴です。
アトピー性皮膚炎の患者さんは皮膚のバリア機能が低下しており、さまざまな刺激に皮膚が反応して炎症が生じやすくなり、さらにアレルゲンが皮膚へ侵入しやすくなると考えられています。
皮疹の広がり方は小児と成人では異なるという特徴があります。
アトピー性皮膚炎は皮膚が赤くなってブツブツができたり、カサカサと乾燥して皮膚がむけたり、かさぶたができる場合があります。
強いかゆみを伴う皮疹が生じ、バリア機能が低下して普通なら感じないような刺激でかゆみが強くなって掻いてしまい、さらに湿疹を悪化させるという悪循環をたどることが多くなります。
皮疹は、乳児は頭や顔から、幼小児では頭やわきの下、肘や膝の裏側などから生じ、思春期・成人では顔を含む上半身で皮疹が強くなる傾向があります。
じんま疹は、皮膚の一部がくっきりと赤く盛り上がり(膨疹)が身体のあちらこちらにできる疾患です。
しばらくすると跡形もなく皮疹とかゆみが消えるという特徴があります。かゆみを伴いますが焼けるような感じになることもあります。
発症して1か月以内を急性じんましん、それ以上経過した場合を慢性じんましんと呼びます。
じんましんは、アレルギー性の場合と非アレルギー性の場合があります(アレルギー性は少ないと考えられています)。
アレルギーで発症するじんましんでは特殊な例を除いては原因となるアレルゲンが身体に入ってから数分程度の短時間で症状があらわれ、アレルゲンが身体に入れば、繰り返し同じ症状があらわれます。
食物による場合、薬による場合、ハチなど昆虫の毒による場合などが代表的です。
個々の皮疹は数十分から数時間以内に消えるのが一般的ですが、中には半日から1日続く場合もあります。
膨疹の大きさはさまざまで個々の膨疹が融合して体表が覆われる場合もあります。
日頃からニキビと呼ばれていますが、じつは尋常性ざ瘡という皮膚の病気です。
顔や胸、背中などによくできる赤いプツプツ、ニキビは、毛包(毛の根元にある袋状の部分)や皮脂腺が炎症を起こしている状態です。
ニキビのできる原因は主に以下3点などが挙げられます。
ニキビの好発年齢は思春期以後で成人では次第に減少していきます。
女性ではしばしば中年過ぎまでみられます。ニキビの発生には男女差はあまりないと言われています。
治療薬(保険適用)も進化しておりますので、早めに受診しましょう。
明らかな皮膚疾患や全身性疾患のない方に突如として瘢痕形成を伴わない脱毛斑が生じる病態です。性別や年齢を問わず起こりますが、小児や若い成人に特に多くみられます。
原因は自己免疫反応、つまり免疫による防御機構が誤って毛包を攻撃するためと考えられています。中には甲状腺疾患や白斑(皮膚の色素異常症)を併発している方もいます。